こんにちは。主婦のゆきまるです。
お子さんにキャンプの経験をさせてあげたくても、様々な事情で出来ないご家庭も多いのではないでしょうか。
そんなときに、様々な手段があるかと思いますが、今日はぜひ、ボーイスカウトについて紹介させていただきたいです。
我が家は小6息子と小3娘がいますが、息子は三年生から、娘は一年生から入団しました。
入ろうと思ったきっかけは、どんぐり倶楽部の糸山先生のお子様たちがされていたというのを知って、興味を持ち、
調べたところ、ボーイスカウトの活動が子どもたちの成長にとてもいいのではないかと考えたからでした。
小学校で、ボーイスカウトの募集体験会のチラシがときどき配られることは知っていたので、次のチラシが配られるのを待ちました。
いざ、体験会に申し込み、何も分からない状態で、とにかく入団してしみました。
それから三年経ってどうだったのか。入ってよかったことは何か。
ホームページを見ただけでは分からない保護者の経験談をお伝えします。
※うちの子が所属している団の経験を元に書いています。所属する団による違いはありますのでご了承ください。
ボーイスカウトとは?
ボーイスカウトって、名前は聞くけど、実際には何なのかよく分かりませんよね。
わたしも時々、制服を着て、募金活動をしてたり、駅の清掃活動をしたりしている子どもたちの姿を見たことはありました。
でも

キャンプとか行ったりするの?
女の子もいるの?
費用は?
親の負担は?
そもそもどういうものなの?
疑問だらけでした(汗)
ボーイスカウトは、健やかな子どもを育成する世界的な運動です。
野外で、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、それぞれの自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。そのプログラムはバラエティに富んでいて、各年代においても様々です。
詳しくはボーイスカウト日本連盟HPをご覧ください。
ボーイスカウトで行う活動は、お子さんの年齢によって大きく異なります。
そして、入団する隊の人数、リーダーの人数によってもできることが違ってきます。
それから忘れちゃいけないのが完全ボランティアだという事です。
リーダー達は、皆さん普通にお仕事をされていて、そのうえで活動の下見、計画書、団会議、地区会議、活動の準備
その他もろもろ、私たち保護者は知らないようなたくさんのお仕事を全部ボランティアでしてくださっています。
もう、皆さん本当に『神』です。
わたしは子どもがボーイスカウトに入るまで、こんな方々が世の中にいるとは知りませんでした。
この出会いは私の人生において衝撃的でした。
自分の利益のために動くのではない、こんな人たちが世の中にいる。そういうのを子どもたちが知ることができただけでも入ってよかったです。
さてさて、リーダーたちの事になると熱くなってしまいますので、活動内容に戻ります^^
一つ一つ最初の疑問について書いていきますね。
ボーイスカウトについての疑問
1 キャンプはするの?
キャンプは年齢によって、やり方が異なります。
ボーイスカウトは年齢によってプログラムがちがうからです。
カブスカウト・・・小学3、4、5年生
ボーイスカウト・・・小学6年~中学3年生
ベンチャースカウト・・・高校1~3年生
ローバースカウト・・・18才から
宿泊訓練はカブ隊からあり、テントではなく施設の建物に泊まります。
内容は、その時の隊の人数や参加できるリーダーの人数でかわってきます。
安全第一です。登山、野外炊飯、キャンプファイヤー、星空観察など様々なことをします。
登山や野外炊飯など、危険がないよう見守るために親も行きますが基本、口は出しません。
カブ隊の人数がたくさんいれば、組に分かれて組ごとに活動します。
息子が5年生の時、夏季訓練で組長でしたので、常に隊のメンバーの事を気にして動かなければならず、けっこう大変そうでした。
でも、そういった下の年齢の子たちをまとめて目的にむかって行動するというような経験は、なかなかできないことなので、とてもいい経験になりました。
家族のキャンプではできないですからね。
いよいよ、ボーイ隊からはテントに泊まることになります。
ボーイ隊からが本番って感じなのかな。カブ隊までは、ボーイになるための準備をしているような感じです。
ボーイ隊になると親は一緒に行くことはないので、自分たちで何でもします。
隊長の指示で動くというよりも、自分たちで考えて何をするか行動していくのが望ましいようです。そうなれればいいのですが。
今年は、コロナの影響でほとんど活動ができていなかったので、先日、ボーイ隊になって、初めてのテント泊でした。
これから、またいろいろ活動できるようになることを願っています。
(冬季訓練では全隊ホテルに泊まってスキーをします。)
2 女の子は入れるの?
女の子の受け入れは団によりますが、1995 (平成7)年より、女の子も加盟できるようになりました。
全国で、たくさんの女子スカウトが活躍しています。
また、女子スカウトを受け入れている隊では、女性指導者が指導者に含まれます。
我が子の団にもたくさんの女子スカウトがいますよ。
3 親の負担はどれくらい?
親の負担はどれくらいか、とても気になりますよね。
わたしも体験会の時には、スカウトたちの保護者がたくさん来て手伝っているのを見て、自分もあれをやるのか。大丈夫かと心配になりました。
我が家の入っている団の場合ですが
カブ隊・・・親は来なくていいのだが、活動内容によっては手伝う
ボーイ隊以上・・・親はいかない
活動の内容によって、親も一緒に登山したり、二段ベッドで寝たり。この年齢になってからもこのような経験をするだなんて思いもしませんでした。
わたしは入ったばかりの時は、親の負担ができるだけ少ない方がいいと考えていました。
でも、リーダー達を見ていてすぐにそんな考えは変わりました。
保護者の負担なんて負担ではないです!

出来ることは何でもします!
子どもと一緒に楽しもう!という気持ちでいると親もすごく楽しいです。
わたしはあまり社交性がなく、初対面も苦手なのですが、親同士も一緒にたくさん歩いたり、活動したり、寝泊まりしていると不思議な関係性になりました。
お互いに付かず離れずといった感じで、ふだん連絡を取り合うことはないけど、会えばまとまるのです。
ややこしい人間関係はありません。実に気持ちがいいです。
絶対に親の負担は嫌だという人にとってはネックはあるかもしれませんが、完全ボランティアで運営されていることを考えれば、そのようなことは言ってられないのです。
自分も新しい経験をするんだ。と思えば、素晴らしい経験になるにちがいありません。
わたしのように何の心構えがなくても、なんとかなってしまいます。
4 費用について
・入団基金 初年度のみ 5,000円
・年間登録費 年間4,600円
・育成会費+活動費 毎月2,000円 半年分を全額前払いなど
・キャンプやイベントの参加費
・制服等の購入費…5,000~10,000円くらい
初年度は、入団基金を含めて30,000~35,000円ほどかかります。
これらはすべて概算で、団によって異なります。
年の半ばで入団するときは、年間登録費が減額されます。
キャンプなど個別のイベント費がかかります。交通費や入場券などを活動費から賄ってくれたり、なるべくお金がかからない方法で考えてくれています。
制服は団内でお古を譲ってもらえることもあります。
まとめ
ボーイスカウトでは、登山やハイキング、スキー、工作、奉仕活動など様々なことを経験できます。
子どもが家族ではなく仲間とやるからこそ、成長している姿を入団してから目の当たりにしてきました。
これからの時代は、もう、人と競争ではなく共存していくことが大切です。
人口が減少して、今の子どもたちは少数精鋭で生きていかなければなりません。
そんな時に、一人一人が自分の考えを持ち、相手を尊重したり協力したりするコミュニケーション力というのがより一層求められてくるでしょう。
今の時代だからこそ、たくさんの皆さんにボーイスカウトでそういった力を育くんでいってほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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